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2020年 介護業界の展望

明けましておめでとうございます。

昨年はあまり記事が更新できていませんでしたが、今年は定期的に更新できるように努めてまいります。

もうすでに、2021年の介護保険法改正の内容が漏れ聞こえてきております。

財務省が提示した改正内容の大部分を先送りにした。と報道にありました。

ケアプランの自己負担も先送り。ケアマネさんが訪問時に集金することは、まだしなくともよいということになりました。

介護保険の財政は年々厳しくなっているのは現実であり、先送りというのは、そこから目を背けることにもなります。

短期的な視点ではいいですが、長期的には介護事業者の首を絞める結果になりかねません。

 

さて、今年の展望ではありますが、ますます介護事業者で人手不足が深刻化するでしょう。

厚労省の言う、富士山型で人材の裾野を広げていく、といった施策も、かなり厳しいものがあります。2025年までに介護職員を年間6万人ずつ増やしていく必要があると何度も説明を受けています。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_02977.html

2016年から今年2020年までに、26万人増える必要があるのですが、実際どのくらい増えているのでしょうか?

 

人材確保困難で、介護事業所が減少

訪問介護や小規模デイでは、事業所数が減少に転じているそうです。

2018年の法改定で、厳しい改定内容となり収益が出しにくくなったことと、人材確保が困難になり、ダブルパンチで閉鎖撤退が増えたと思われます。

人材確保については、今後は外国人技能実習生が絶対に必要になります。ただし、訪問介護は対象外なので、今後も厳しい状況に拍車がかかるでしょう。

介護職員の待遇

介護職員の待遇は、2019年10月に始まった「介護職員特定処遇改善加算」が新設され、導入事業所は支給が始まります。

https://www.sanko-fukushi.com/branch/osk/%E3%80%8E%E7%89%B9%E5%AE%9A%E5%87%A6%E9%81%87%E6%94%B9%E5%96%84%E5%8A%A0%E7%AE%97%E3%80%8F%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E7%A6%8F%E7%A5%89%E5%A3%AB%E5%8B%A4%E7%B6%9A10%E5%B9%B4/

これにより、ベテラン職員の待遇がより改善されて、定着率も向上するでしょう。

しかし、これにより給与面でケアマネを逆転し(すでに逆転しているし、格差がおおきくなったともいえる)ケアマネのなり手が減るといった現象もより深刻化するともいえますが。

ベテランの定着には寄与しますが、日本人で新たに介護職員を目指すといった動機付けにはならないでしょう。

 

介護施設の維持費が増大

介護施設は、介護保険制度が始まった年(2000年)くらいに多くの施設が開所しています。

もう、20年たち、設備面の老朽化が進んでいます。

空調設備、ボイラー、エレベーター
などなど、更新すべきものがいっぱいあり、すでにいくつか対応しているところも多いでしょう、

何千万円、下手したら億単位のお金がかかります。

このような出費は、介護施設の体力を大きく奪います。

 

困難に打ち勝つ

先行き暗い話になりましたが、すべての介護事業所、施設がダメになるわけではありません。

生き残りをかけて、厳しい競争となります。これは世の中の常ですね。

LINEもYahooと手を組まなければ事業継続が厳しい。楽天もGAFAの脅威にさらされている。

どんな事業者も競争からは免れません。

介護職員であれば、就職難とも無縁ですので、より良き職場を探すこともできます。

労働環境の改善も、しっかり取り組んだところが生き残っていくといえますので、厳しい環境もあながち悪くはありませんね。