昨日も寒かったですね。
夕方帰りにはどんどん気温が下がって、歩いていても体がなかなか温まらなかったです。
ちなみに運動のために徒歩通勤しています。
そろそろヒートテックの下着が必要かも。
今回は、介護施設でのリハビリについて僕が思うことを述べていきます。
リハビリの目的
リハビリは病気で歩けなくなったりした時に、その回復を目的にする訓練です。
まあ、これは一般的な人が考えているリハビリです。
専門職さんが考えるものは今回は言いませんのであしからず。
老健施設では、リハビリを行ない、家での生活ができるようにするとこが目的なんです。
家で過ごすためにはどんな動作ができる必要があるか。
実際に療法士が家に訪問したりして、それを基にリハビリのメニューを考えたりします。
また、通所リハビリは、家での生活が継続できるようにリハビリを行ないます。
それぞれ、運動で筋トレ的なトレーニングだったり、病気によっては動作を繰り返しすることで体に身につけることを第一にしたりと、その人の病気の原因にもメニューは関係してきます。
それについて、細かいことは分かりませんのでここではお話しません。
ともかく、リハビリは現在の介護の業界でも大事なキーワードとなっています。
リハビリについて国と利用者の認識の相違
国は制度設計の中でリハビリに成果を求めています。
老健施設は在宅復帰の機能をを求められており、それによって介護報酬に差を付けられています。
また、リハビリに加算が付けられるのも3ヶ月と期限を決められています。それ以上しても加算が摂れなくなってしまいます。
通所リハビリも、長期の利用は加算が取れなくなっています。
逆に終了というか卒業すると加算が多く算定できるという制度になっています。
つまり、国としてはリハビリは漫然と長く行なうものではないんだよという考えです。
逆に利用者様としては、生活の中でリハビリを長く続けていきたいという希望があります。
特に通所リハビリに通っている方は、リハビリを楽しみにしており、療法士と楽しくコミュニケーション取りながらリハビリに励んでいます。
高齢になると、そんなにリハビリをすることで機能が向上するといったことはなかなか望めません。
しかし、機能を維持すること、それは80歳以上になると、とても大事なことでもあります。
楽しくデイに通って、リハビリして在宅生活を続けられるようにする。
それはとても大事なことです。
また、老健入所中の方でも、家にはなかなか帰れないけどリハビリは楽しみにしている利用者様も多くいらっしゃいます。
家に帰れるかどうか、家族の受け入れる気持ちにかかっています。
家族関係があまりよくなかったり、家族が他にも介護する人をかかえていたりすると、在宅復帰はできなかったりします。
そういった場合に、リハビリの回数が減ると生活のハリというか、モチベーションも低下します。
このように、利用者様と国ではリハビリについての考えが違うんです。
生活のハリなんてのは、リハビリの目的にはなりえない。
成果を出して、社会保障費が削減できる。
今後もより、そういったリハビリが求められます。
厳しい現実です。