Pocket

南砺市民病院 元院長(南砺市地域包括医療ケア部顧問)

社会福祉法人福寿会 副理事長

南眞司氏

 

人口構成の激変

南先生が生まれる前の年、平均寿命が50歳を超したそうです。

今では平均寿命84歳。すごいですね。

 

医師になって40年ですが、医師になった頃は65以上の人は

あまりいませんでした。

それが今では・・・

 

あと20~30年で人口構成はもっと変ってくるでしょう。

大変動期 と言えますね。

 

3年前南砺市民病院の院長をやめました。

これからは町づくりに関わっていきたい。

かつての医療の目的は(今でもそうですが)

1分1秒でも長く生きてもらうことです。

 

しかし、85歳から90歳の人達がどう言っているか。

人の迷惑になりたくない

これまで頑張った人達が長生きになった。

よかった?

どうもそうじゃない。

医者としても、長く生きることができる社会をつくってきました。

それが幸せじゃない。

 

私は団塊の世代で幸せな人生だったと思えます。

言葉はあれですが、逃げ切れます。

しかしこれから40年後には・・・

40年前の事を考えると予想だにしないことだらけですよね。

いまでも国は大きな借金があり、

将来的には若い人が1対1の割合で高齢者支えることになります。

 

何を行動すべき

みんなで考えていけるようにしたい。

 

健康寿命の延伸

ぴんぴんころりといいますよね。

仕事はもちろん、社会活動が大事になってきます。

 

脳卒中や認知症

それが必ず決して不幸になるわけではありません。

認知症だと物事がうまくできません。不幸でしょうか。

違うでしょう。

 

どういう風に生きていくかを考えてください。

いつか弱くなります。

弱さを受け入れることが大事です。

終わりよければ全てよし

自分でどこで終わりたいのか(病院じゃなくて自宅で)

言っていいんです。

それはわがままではありません。

 

長寿社会をつくる大事な役割としての地域包括ケア。

チーム医療を南砺市民病院は取り組んできました。

よく食べられない

飲み込めない

チーム医療で食べれるようにします。

原因や治療は医者の仕事ですが、

情報を医者に示して共有したり、

みんなで考えて解決することが求められています。

一緒に考えていくと、改善率が上がります。

食べることができるとQOL向上につながります。

 

食べれない

じゃあ、どういうふうにするのか。

専門職が情報共有することがまずは大事です。

 

スポンサーリンク


 

20世紀型医療と21世紀型医療

 

20世紀型医療は命を延ばすのが目的です。

21世紀型の医療はQOL向上と在宅生活を支える事が求められます。

 

救急医療は断らない

寝たきり・認知症でも受け入れる

住民安心できないと始まりません。

 

統合ケアで在院日数を減らす

自助互助といいますが、

在宅医療介護強化を目指しています。

町ぐるみでささえあう仕組みです。

 

レベル上がってきました。

しかし、

プロ 世話する

住民 世話される

そうじゃない。

 

課題

住民が自立し、生き方決めてほしいと。

長く生きた人が幸せになる社会つくる。

社会福祉法人福寿会では初任者研修を教えています。

 

介護職の現状

少子化や待遇面の問題で、人材が不足しています。

福寿会でも初任者研修を開いて、

少しでも介護の世界にふれてもらいたい。

その中から介護職が出ていただければなあと思います。

 

感想

障害や認知症になっても幸せな社会をつくる。

まだまだ脳卒中で体が不自由になったり、

認知症でいろいろとうまく出来なかったり。

そうなることをすごく恐れますよね。

でも、

そうなっても楽しく過ごせるような社会をつくりたい。

 

そのためには、連携して一緒に問題解決に向かっていく。

その大きな力を担うのが介護職です。

 

いま現実はそれとは逆の事が起きています。

それを変えていく。

そのためには介護の力が必要とされています。

 

それを実現しようとしている南砺市の活動。

それが全国に広まるように、

今回参加した人が少しずつ広めていく活動をする。

自分が少しでも影響力を与える存在であろうと思いました。

日本介護福祉士会全国大会2017  富山大会

日本介護福祉士会全国大会 富山大会 2日目

「介護人材確保と介護福祉士への期待」 柴田拓己氏の講演を聴いて

地域包括ケアしか選べない 「地域包括ケアと地方創生」 唐澤剛氏のお話を聴いて 

富山は日本の少し先のトレンド シンポジウム「共生社会の実現と介護福祉士の役割」より