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「地域包括ケアと地方創生」

 

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局 地方創生総括官 唐澤 剛 氏

唐澤氏は先に講演された柴田氏の元上司のようで、

柴田氏がそのようにおっしゃっていました。

厚労省では社会保障を担当されていたとのことで、

今後の社会保障制度の展望。

地域包括ケアシステム

地方創生についてお話いただきました。

待機児童問題 地域で事情は異なる

全国で一律の社会保障制度ですが、この富山県は待機児童がほぼいない。

近隣の石川や福井もそうです、

以前、子供がいたら行ってはいけないところ。

それは・・・横浜だそうです。

就学前児童に対する保育園の割合が

石川60% 横浜13%

横浜というところは専業主婦の町だったそうです。

それまでは農業をしていたところが多く、休みの日は農作業でした。

そういった人達にとって、土日休める仕事はあこがれでした。

そのような人が集まった町、横浜。

そこが、これからは高齢者人口が爆発する地域になります。

団塊の世代がなくなる場所 病院のベッドを用意できるか

今現在、

亡くなる場所 病院80% 127万人

2040年には167万人

40万人亡くなる人が増えます。

40万人のうちの8割。

32万人分のベッドを用意する必要があります。

例えば、日本の人口の1%を締める山形県。

32万人のうちの1%で3200人

それでも、300床の病院10個以上作る必要があります。

どんだけ病院つくるの?いくらカネがあっても切りが無い。

東京圏にどこから流入?

人口の問題で、

東京圏に若い人が流入しています。

12万人流入しているんです。

2020年にはプラスマイナスゼロにしましょうと言っています。

東京へは進学や就職で上京します。

毎年、10~20万人

とすると、10年たったら120万人になります。

そのうち半分がグローバルな仕事につくために東京である必要があります。

しかし。

残り5割 東京でなくてもいい人が結構います。

また、東京にはどの市町村から上京しているんでしょうか。

64市町村のうち、

第1位が なんと大阪市

なんです。

そのほかにも名古屋市 札幌市 仙台市・・・

県庁所在地が並びます。その県庁所在地にはそれぞれ田舎から流入。

つまり、トーナメント方式で勝ち上がりとなっています。

地方から若者を吸い上げていく。

地方創生どころではなくなります。

日本の医療・介護システム

日本の医療システムは

国民皆保険

フリーアクセス

民間病院が主となっている(8割)

また、介護システムは

市町村中心

公的保険制度

要介護認定・ケアマネジメント

となっております。

フリーアクセスとは、アメリカと比べると分かります。

オバマケアで公的保険を進めていますが、

保険に入っていないと病院に行けない。

日本は気軽に病院に行けるのです。

2つの大きな目標がありまして、

国民皆保険の堅持

地域包括ケアの構築

です。

先ほどの話しで、病床を32万床増やせない。

在宅で支える地域包括ケアしか選べないんです。

地域包括ケアを成功させるためには

制度→人に寄り添う

というようにしたい。

医療介護連携というのは世界の課題です。どこも成功していないんですよ。

 

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急性期の医師は在宅を想像出来ない

急性期病院は病気を治すところで救急車で運ばれて12日入院します。

脳卒中で治療を受けたおじいさん。

急性期の医師に聞いても2ヶ月後はどうしているかわからない。

次々と患者が来るのですでに忘れているんです。

高齢で他にも病気があるので、また救急車で運ばれてきます。

それでいいんでしょうか。

平穏死のすすめ

芦花ホーム(世田谷)の石飛先生とお話する機会があったのですが、

退院後の生活なんて、急性期をしていた頃はまったく考えたことなかったそうです。

急性期病院と同じ環境で在宅生活をイメージしてしまう。

SMWも退院屋さんでないんです。その後のフォローをしてほしい。

地域の中でどう暮らしているか。わざわざ家に調べに行くことは出来ないと思いますが、

ケアマネに聞くことでもいいんです。

介護側は急性期にものが言いにくいと良く聞きます。

急性期は介護に関心が無い。

病気で入院し、治療を経て退院。在宅生活を送る。

それを生活の中全体で考えていく。

横軸として、

見守りし介護支援を行なっていく。

役場の手続きなど、だれかがやらないと暮らしていけない。

大都市圏だとなかなか人とのつながりがない状態なんです。

そういった中で、

75歳が2倍になる地域が大都市圏なんです。

まずは医療と介護が連携する。

病院の中でさえ、医療介護連携は難しい。

顔の見える関係づくりをやっている例として

東近江市 三方よし研究会

があります。

時々飲み会をしているのですが、とても大事です。

難しい顔して議論してもつながりが続きません。

定期的な楽しい研修会を継続していくことが大事です。

地方の産業としてサービス業が伸びています。

サービス業の大きな割合を占めるのが医療介護産業です。

それに従事する人の賃金も上げていかないといけません。

20世紀は同質性と効率性の時代でした。

21世紀は多様性と高付加価値化の時代です。

状況として、地域包括ケアしか選べないんです。

その中で、いろんな職種、年代の人が協同して、

価値の高いサービスを生み出していく。

そういったことがこれからの時代、求められています。

 

感想

唐澤氏のお話は、時折脱線されたりもするんですが、

とても面白く聴けました。

内容を振り返ると、かなり硬い内容ではあったのですが、

そんな感じがしませんでした。

1時間で詰め込んだ感があるお話でしたが、

東京への流入で大阪が1位

急性期の医師は在宅の視点を持てない

など、始めて聴くお話があり考えさせられました。

私は埼玉で、急激な高齢化をこれから体験するところに住んでいます。

どう対応していくのか。

考え実践していきたいと思います。




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