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「介護人材確保と介護福祉士への期待」

厚生労働省 社会・援護局福祉基盤課 柴田拓己氏

 

介護職員を2020年代初頭までに25万人確保

柴田氏は厚労省が介護職員の確保でどのように施策をおこなっているか。
いろいろとご説明いただきました。

働きかける対象として

介護現場を離れている介護福祉士

学生

中高年

それぞれに財源を投じて働きかけを行なっています。

資格を取得したり、仕事に就くための準備金。
2年間勤めると返さなくとも良いなど、優遇策を行なっています。

中高年に対しては、初任者研修取得への補助や、
かつてのヘルパー3級のような資格をつくり、
介護の仕事への入りやすさをアピールしています。

それに加えて、
今まさに介護現場で働いている人の離職を防ぐために、
処遇改善加算を増額しています。

介護職員の離職率は下がってきていまして、16.5%です。

全産業の離職率が15%なので、それほど変わりはないようです。

1.5%下げることで1.7万人の離職が防止されるそうです。

 

人材確保について思ったこと

ここまでお話を聴いて、厚労省としてもかなり手厚くはしているなあという印象です。

しかし、よく話に出ます25万人不足するとか、数が大きすぎて実際よくわかりません。

今でも不足しているのに、あと数年で25万人とか・・・

結構「絶望」に近い数字に感じますよね。

中高年といっても60歳すぎた方が介護の現場に入っても、
移乗や入浴などの介助には厳しいでしょう。
レクや利用者とのお話など、やれることは絞られてきます。

介護福祉士の4割が介護から離れている。
これも深刻です。
おそらく介護現場を離れる強い理由があるのでしょう。

収入の問題。
介護の現場でつらい思いをした。
人間関係に悩んだ。

子育てで離れている人については可能性はありそうです。
これも職場の理解がないと、子供が熱出して保育園からお呼び出しがあったとき、
まわりから嫌な顔されると続きません。

そう考えると、先の展望は厳しいと言わざるを得ません。

これについては、テレビなどで介護現場のネガティブな報道の影響がかなり大きかったことがいえます。
介護の仕事に就きたいといっても、「介護では食っていけない」
と、親や学校の先生が反対する。
イメージが定着しています。

外国人確保やロボットの活用も言われていますが、急がなければならないでしょう。
今回、時間の関係で外国人の話が聞けなかったのは残念でした。

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介護現場の機能分化

介護福祉士とそれ以外の介護職員では役割や機能の分化ができていません。

やはり、介護福祉士には現場の中核を担ってもらう。

キャリアを積んでいく。人材を育成する側になる。

認知症や医療の知識を深め、他の職員を主導する。

それをあまりに強く押し出すと、参入障害になり介護現場に人が入らない。

そういったジレンマもあるのでしょう。

キャリアパスの整備をし、指導育成を行ない、

介護福祉士が次々と誕生するような職場を目指してほしいとお話しされました。

現場の機能分化について思ったこと

介護福祉士が現場で長やリーダーを担うことには異論はないでしょう。

介護福祉士の受験資格を厳しくしたのもそういう事と関係しています。

無資格でも働けるような今の介護現場。

やはり介護福祉士の指導は必須となるでしょう。

でも、資格を取れない人に対して、准介護福祉士とか、

指導的な役割を担うとして認定介護福祉士とか、

資格の乱発はどうかなあ~と思います。

柴田氏のお話を聴いてみて、

国レベルでやってもらわなければならないこともあれば、

現場レベルでもやっていかないこともある。

国が、厚労省が、と言っても財政事情も厳しく財務省が締め付けてくるでしょう。

地道な活動と、制度施策についてはアンテナを張って、活用できるものは活用する。

こういう大会に参加することも、国のメッセージを聴くことができる貴重な場であると思いました。




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