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インシデント発生時の対応

利用者の性格・精神的な原因の対策

対策を1つで終わらせないことが大事でして、

ダメなら次の手を考えましょう。

普段からの情報収集、それによる情報量によって

次の手の数がいろいろ出せるのかが決まってきます。

 

パーキンソン病で転倒リスクが高い利用者の例とて

すくみ足

立ち座り自分でできる

歩行や方向転換するときに転倒リスク高い

施設では車いす対応

 

しかし、立ち上がったり歩いているところを発見することあり

「立ったら危ないですよ!」→効果なし

歩行時見守り、横で監視しながら歩行

→本人、何度も歩行。職員もその都度ついてられない

 

歩行器導入→方向転換時ふらつきあり。

他利用者と接触し、お互い怪我の可能性あり。

 

時間設定し、職員が他利用者見守り時に一緒に横で

立ち座りの練習を実施。

立ち座りの方法はリハスタッフが指導

ある程度負荷量がかかるように調整した。

独歩で歩かれることもあるが、以前よりは回数が減り

リスクの軽減が見られた。

 

利用者の機能的な原因の対策

目標を設定し、生きがいを持っていただきながら

日常生活内での運動量を上げることが必要です。

あなたは、5階に住んでいて、

エレベーターと階段がついています。

どっちをつかいますか?

→もちろんエレベーター

そうです。だれしも強い目的がないとしんどいことはしたくありません。

ダイエットや運動を頑張るという強い目的。

それ以外、階段を使う理由がありません。

なので、日常生活で必ず行う運動を自分で行っていただくこと。

それがなによりの「生活リハ」です。

みんなで生活リハを!

施設でのリハビリは時間が限られています。

それだけでは高齢者の身体機能維持はできません。

施設全体でリハビリ意識を共有して、その目標に向かって

いくことが必要になります。

で、

あなたや勤め先のスタッフは、利用者の性格や本当の能力

その人のリスクを知っていますか?

老健のケアはとにかくチームケアです!

 

イチロー率いる幼稚園の野球チーム

VS

普通の高校の野球チーム

どちらが勝つでしょうか。

 

つまり、

ひとり、ふたり、突出した能力の人がいても、

利用者に関わる全ての人が向上しないと意味がありません。

 

過剰介護

筋力低下を引き起こして廃用性症候群につながる。

依存心が強くなり、出来る動作もしようとしなくなる。

出来る動作も出来なくなってくる。

目標達成が困難になる。

 

そこで、

ADLの状況をしっかりと把握する必要があります。

どのような介助が

どの程度必要なのか

その人の能力を把握して、方向性を理解

その上で本来持っている能力を使っていく

状態に合わせて介「護」し介「助」する。

 

工夫することとして

電動ベッドの座面の調整

離床センサー

リクライニング式など特殊な車いす

跳ね上げ式車いす

 

実際の機能訓練の様子

利用者の状態に応じて、できる限り機能で使うことが出来るように

アプローチをしていきます。

安定した姿勢や動作が実行できるようにアドバイスします。

ADL動作と結びつけるために

生活している環境に合わせてリハビリを行っていきます。

実勢の生活の場でできるように、訓練を行っています。

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生活リハビリの一例

中心性脊髄損傷と変形性膝関節症を患われた利用者

短期集中リハが切れて、リハ回数が減少。

日中ほぼ臥床されており、フロアで人間関係不良がみられ

居室に閉じこもり気味でした。

 

そのためにリハビリ室に会話がてら平行棒内歩行と

肋木での立ち座りを実施してもらうことを提案。

自己にて安全管理下のもと、歩行を行い、

機能もやや向上がはかられました。

リハ室で会話をすることで笑顔も増え、

目的ができたことで臥床時間も減ってきました。

 

先天性股関節脱臼と統合失調症の利用者

精神面不安定でリハビリもやや拒否的。

毎日旦那様がおやつを持って面会にこられていました。

歩行も介助必要で、乗り移りも軽~中等度介助レベル。

リハビリにて状態が改善し、平行棒内であれば見守りレベルになっていた。

 

旦那様が運動に興味があったので、

平行棒内歩行をお願いしました。

また、仏教に興味があったので、

運動と目標設定、意欲向上のために

食堂内奥にある仏壇まで夕食時に歩行器歩行で職員見守りの中実施。

 

介助方法の勉強会も実施しています。

介助中の転倒や転落事故をゼロにするためです。

解剖学から考える介助方法を介護、看護職員に指導しています。

アクシデント発生時の対応

インシデントの把握とインシデント発見時の対応が

できていれば、人為的になリスクはほぼ防げるはずです。

防げなかったらスタッフやシステムが原因でしょう。

それは、

利用者の状況把握ができていない

各部署による情報や意見の交換がない

人員配置の工夫や誘導、声かけの方法ができていない。

介助方法が未熟。

利用者の状況把握にはR4システムがオススメです。

連携方法の一例として

連絡事項用紙を1階事務所前に設置

CW(介護)ノートを3階詰め所におく

ほのぼの内ケース

口頭伝達や介助伝達

※緊急時はスタッフ全員

 

自分のペースが強い方の例

悪く言えば自己中心的な方。

独歩もふらつき強く、見守りレベル。

急な意識消失あり、自分ではリスク管理できない。

短期集中リハが終了し、週1~2回となるも、

毎日リハビリしたいとの訴えをしています。

できません。と伝えると

居室近くのホールで見守りなしで歩行を行い、

連続で転倒されています。

リハビリとしては

見守りでの歩行が理想的

看護としては

意識消失があるので歩行練習はしないでほしい。

介護としては

極力見守りするも、業務があって完全に見守り出来ず、転倒が続いていた。

対応として

本人の性格を踏まえると、現在の対応では危険。

運動機会を設けないと更に転倒リスクが高まる。

本人に、歩く際はリハ室の平行棒内でリハスタッフいるときのみ

歩くことを提案。

見守り下であればと看護も了承(平日のみ)

転倒はなくなった。

が、

夜間や休日にリハ室に行き、ひとりで歩行されていたことあり。

リスクは完全に消えてはいない。

感想

生活リハビリという言葉は、だいぶ前から言われております。

本来、生活に根ざしていないリハビリはない。

大川弥生氏が以前著書で書かれていましたが、

そうなんですけど、改めて生活リハビリと言わないといけない現実があると思います。

国の施策で、

リハビリは20分1対1で行わなければならない。

と定められています。

つまり、生活内でのリハビリは評価せず、

あくまで、療法士が決められた時間、利用者とマンツーマンで

リハビリを行う。行わなければ評価せず。

ということに途中からなっちゃったものですから、

リハビリ=訓練室

と、時代が逆行しているのです。

そんな中で、生活リハビリ。

短期集中リハが取れなくなった利用者に対しては、

より必要となります。

そのためには、リハビリと介護、看護の連携が重要になります。

ちょっとした生活動作を運動の機会ととらえ、

それをしっかりと実践していく。

その積み重ねが機能維持につながっていきます。

私たちもそうですよね。

普段あらためて運動するとなると、結構ハードルあがったりしません?

ちょっと余計に歩く。

レンジを待っている間、スクワットする。

そういったことが毎日することで違ってきます。

自分は出来ていないのに、人には厳しく言う。

私もそうならないように気をつけます。

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