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要介護3 受け入れ敬遠
特養2割以上に空き

2割の特養が要介護度3のかたの入所を見合わせている。
毎日新聞のアンケートでわかった。

記事を読んでみると大きな理由は2つ

次の要介護認定で要介護度2が出たときに面倒なことになりそう。

介護報酬面での経営的な判断。

どちらにしても、今後、

要介護度認定がとても大きな影響力を持つと言うことです。

 

それと、特養に空きがある。

というのは、同列に考えるのはどうなの?という印象ですね。

よくよく記事を読むと、

9.8%の特養が空きがある理由として「申し込みが少ない」

ということは、9割以上は空きがある理由としてそれ以外ですよね。

職員の確保ができず、フロア、ユニットが空けられない。

それが結構大きな理由と思われますが。

別の記事でもご紹介しましたが、

NHKで特養の空きについての取材をしていました。

記事「NHK クローズアップ現代 「老人ホームが空いている」を見て  現実空いております!」

リハ病院に特養の施設長が営業に行く。

そんな場面がありました。

介護職員確保の困難さについては、

その記事で書いていますので、ここまでにしますが、



要介護度認定の問題

特養に入所が決まった!

ご本人はともかくとして、ご家族は良かったメデタシ。

となります。特養入所がゴールのような感覚ですね。

しか~し、

その後、要介護度2が出た場合、特養にはいられません。

退所になりますが、どうしましょう。

納得できん!再調査!再調査しろ!

という場面が予想されますよね。

 

施設内車いすで、ご自分でトイレを済ますことができたり、

ベッドへの移乗ができる。

認知症はごく軽度。

このような要介護度3のかたが結構いらっしゃいます。

要介護度2となってもおかしくはないでしょう。

 

入所時に契約などでそういうリスクも説明はするでしょう。

しかし、説明することが多すぎて、

数ヶ月するとそんなことは覚えていないでしょう。

面倒は避けたい。

 

もしかしたら、アンケートでは見合わせると答えていない施設で、

実際は要介護度4,5しか入所させていない特養もあるんじゃないかな?

 

ここでひとつ言わせてもらえば、

特養の待機の順番は結構いい○げ○なとことが多いんじゃないか。
(はっきりとは言いませんが)

待機順番十何番といっていたのが、突如順番が来ました!

ということが何度もあります。

老健としてはとても困る!

在宅復帰をしているご本人、ご家族ともいい感じの方が、

お声かけされる。

確かに特養の立場になれば、そういう方に入所していただきたい。

元気が良すぎて、知らぬ間に外にお散歩されるような方だと、

受け入れが・・・

何で十人以上すっ飛ばしがあるかと聞くと、

他の方は断られて・・・

と歯切れの悪いお答え。

あまり言うといろいろありそうなので、ここまでとしましょう。

介護報酬の採算面

要介護度は4とか5とか高いほど報酬が高くなります。

平成27年度介護保険法改正で、減算のターゲットとなった特養は、

少しでも収入を上げることが最重要課題となっています。

1施設、1000万円~2000万円単位で減収となる法改正だったので、

それは良く理解できます。

 

制度的な欠陥といえるのですが、

いいケア、いいリハビリをして、

要介護度が下がれば施設の報酬は減ってしまう。

要介護度2になれば特養にいられない。

それでも頑張ってケアの質を保ち、

良質なサービスを提供している施設もあるでしょう。

アンケートでは20施設で28人が要介護度が「改善」し、

特養を退所する事態になっています。

良質なケアが特養にも利用者・家族とも不幸な結果となる。

質がイマイチでケアが行き届かない特養は、

要介護度が良くなることはないので、そういったリスクを回避し、

介護報酬面でも下がるリスクを回避できる。

そういう施設がないことを祈るが・・・

記事「介護認定 自立と逆行 制度疲労がきてませんか?」

 

要介護度1,2の申し込みを門前払いするな!

そういった苦情があったようで、

厚労省は門前払いはするなとの通達をだしたそうです。

しかし・・・

要介護度1,2の方を入所される場合は、

よほどの理由が必要なので、

役所といろいろやりとりし、

書類などもいろいろつくって、

・・・つまり面倒

虐待ケースなどは該当してきますが、

それ以外だと、理由として薄いと判断されるでしょう。

 

で、門前払いを禁止してもどうなの?

受付はしても、順番は永遠に来ない。

要介護度が重い方が優先ですから。

となると、お茶をにごした対応となりますが、

門前払いの批判をかわすには一応通達は出しましょう。

ということですね。

 

まとめ

言いたいこといっぱい言っちゃっているのですが、

最後にまとめとして、

要介護認定がこれからますます重視されてくるということです。

介護保険制度で、財政、つまり懐事情が厳しい。

だったら必要度が高い人に重点的に配分しよう。

というのは至極当然。

その尺度として要介護度認定

それも見えざる力で軽めに出るようにしているとの噂もある中、

認定調査は今日もまた行われています

 

記事「介護保険制度のゆくえ」

2018年度介護保険制度改正についても述べています。



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