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介護認定 自立と逆行?

日経新聞に、介護認定エリート逆行してるんじゃないか言う記事が出ていました。

自立を目指ざすのが介護保険法の目的ですが、いざ現実は・・・

高浜安立荘では昔話をして認知症の進行を遅らせようとしている(日経新聞より)

逆行しています

現場ではそうではないことが起きているということで、40代の女性ケアマネジャーが取材に応じています。

このケアマネージャーは、要介護者のケアプラン作成するんですが、

リハビリを頑張って機能が回復した方がいらっしゃって、結果、要介護度は下がると思ったんです。

がそうじゃなかったいうことがあったそうです。

要介護度が下がると、使える介護サービスの量は減りますが、基本報酬(料金)も減り、

利用者様の負担軽減につながります。

 

要介護度認定には主治医の意見書があります。

その主治医に言われたんですが、「介護度変えなくていいんじゃない」的なことを言われたそうです。

この医師が属する医療法人にはですね、介護施設もあるそうです。

加齢にともなって要介護度は上がっていくのが普通なので、重いままにしておいたほうが安心だよと。

要介護度が高いほど介護給付は手厚いので、そのままにしておいたほうが何かあったときに、

サービスを使える幅が増えますよと。

また、言外に要介護度下がると介護施設の報酬が減ってしまう。ということも感じたそうです。

 

 

特養もですね要介護度3以上じゃないと入れないだから、リハビリして要介護度が2になった日には

申し込みすらできない。そういった自立支援に向かわないいわば「設計ミス」というのがついて回っているんですね。

で、介護が必要な方は2,016年末に630万人。2035年には936万人に激増します。

(数字がでかすぎてわからないが)

こういった設計ミスを放置したままでは、自立支援なぞ絵に描いた餅というのでしょうか。無理です!

 


「介護にパラダイムシフトを起こす」 安倍首相

自立支援の成功例で、埼玉県の和光市が有名です。

特養も1カ所しかなく、在宅での自立支援を徹底してやっています。

しかし大多数のところで、要支援1の一番軽度な方の5割が1年後には重い介護認定を受けているそうです。

 

認定調査員の疑問

私もですね、だいぶ前に認定調査をやっていたことがあるんですけど、

ご本人と家族の方と一緒に調査を行います。よく、家族の方が要介護3以上出して欲しいとリクエストが出ます。

でないと特養に入れないので(そのころは要介護度1,2でも申し込みできたが優先度はかなり低くなる)

はい、わかりました!などと言えないので、調査して「できる」「できない」の項目も一緒に確認。

要介護度2がでちゃいました。

家族は即座に区分変更申請。区変だと役所の方が調査します。

家族の「思い」が忖度されたのかは知らないが、めでたく要介護度3がでました!

といったこともありました。

 

これからますます、要介護2までは軽度者扱いでサービスが思うようにつかえない。

要介護3以上ないと介護保険の対象ではないなどとなれば、認定調査員への圧力はかなりかかってきます。

なんとかクレーム受けないように、介護ソフトで判定を確認しながら調査書を書いていく。

あまりにいじりすぎるとまったく別人になってしまう!

むかしは、ある項目のチェックで結果がかなり変わるという噂はありました。

これからは、軽度者が切り捨てられると言っては語弊がありますが、あまりサービスが利用できなくなるでしょう。

それじゃこまる!と要介護認定をするときにプレッシャーを調査員に与えるということをですね多く出てくると思います。

認定審査会の負担

 

予想したより介護度が軽いと、速攻で区分変更をかけてくる。

そんな介護度じゃ、もう面倒見れない!と家族からケアマネが怒鳴られる。

すぐに役所の窓口に行って申請。

となれば、認定審査会の負担がより重くなるんじゃないかなって思います。

今最長で要介護認定期間が2年。それが3年に期限を伸ばすことになりますが、

そういったことが起きると負担が全然軽くなりませんし、

要介護度は申請から本来1ヶ月以内に出さなきゃいけないものですが、

今2ヶ月近くかかって言うことがざらにあります。

 

それがですね、もっと長くいうことになれば、暫定ということで介護サービスを使う。

区分限度額を超えてしまうと10割負担というリスクを抱えながらサービスを利用することになります。

ということは、包括やケアマネージャーはすごーく困りながらやるということになります。

限度額を超えないようにとの恐怖心を抱きながらプランニングするということになる。

訪問介護をあまり入れられないので自分がサービスでやってあげなきゃいけないとか。

 

認定審査会も件数40件越えで審査して、それでも全然間に合わない。

介護認定という制度が、実際どうなのよと。このまま続けていっていいの?

廃止とまでは言いませんが大幅な制度変更も視野に入れて考えていくことが大事になってくるかと思います。

 

調査料、主治医意見書料、審査員への日当、役所職員への残業代(でている?)

など、気軽に認定を受けると1人あたり2万円以上かかると聞いておりますので、

高齢者の方への教育といったことも大事になるでしょう。


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