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~2018年介護保険法改正と医療・介護一体改革のゆくえ~
東洋大学 高野龍昭氏

雇用管理改善セミナーで、今回は介護ロボットについてのセミナーということだったので、高野氏の地域包括ケアシステムの話はあまり興味をもっていなかったのが正直なところでした。

しかし、2025年、2040年問題の話を聴いたときに、こりゃ大変だ!
と危機感をおぼえました。

要介護度認定を受けた人の数
平成12年4月(介護保険が始まった月) 218万人
平成27年4月(一番最近あがった数字) 608万人
2025年度(平成にすると平成37年) 826万人
平成12年の4倍 平成27年度の1.35倍

介護給付費
平成12年度 3.6兆円
平成27年度 10.1兆円
2025年度 21兆円
平成12年度の6倍 平成27年の2倍

これでは介護保険はつぶれてしまいます。

骨太方針2015
社会保障は歳出改革の重点分野
→つまり、国の支出が膨らまないように抑えますよということです。
社会保険料の負担がどんどん増えないようにして、経済の成長につなげたい。
しかし、国民皆保険は維持します。
→と言うことは
①給付範囲を狭める 要支援のかたは介護保険でなく総合事業へ
②受益者負担(利用する人の負担)を増やす 1割から2割3割負担へ

介護サービスの生産性を高める
(講演を聴いての感想)

一般的な生産性と違い、介護サービスは公定価格の部分が大きく、たくさんの人がサービスを担っている。どうしても人が必要で、しかも収入を倍々ゲームで増やすことができない。

それを、介護ロボット・ITC化で人が少なくても、生産性をあげる仕組みにしていきたい。

ここまで聴いて、将来厳しい世の中が待っている。と感じました。

皆さんも、これから高齢者がどんどん増えて、それを支える若い人が減る。
どう考えても日本の国が大変な時代を迎えるということはご理解されていると思います。

2025年といえば、あと8年。
そんな遠い未来ではありません。このままでは国の財政に危機が訪れる。
ではどうする。財布のひもをしっかりと締めるということになってしまいます。

現役世代としては、なんだか損している。と感じる人も多いでしょう。
医療保険も介護保険も今より利用するのにハードルが高くなります。
また、介護保険も医療保険のようにあっという間に3割自己負担が普通になりそう。
そうしているうちに、医療保険の3割負担も4割5割などとなった日には、病院にかかるとかなりの負担になってしまいます。もうへたに病気になれない。

最近のニュースで、いろんな職業がロボットに取って代わられることが話題になりました。
運転手や事務員、秘書などありましたが、会計士などの専門職もあがっております。
レジ係や銀行保険の審査担当。経営者も上がっておりびっくり。
そういえば、私が上京したころは駅の改札で切符切りの人が早業で切符を切っており、田舎者の私はびっくりしました。しかし今では見事なまでに自動改札となっています。

介護の世界でも、ロボットやICTで効率を高めていく。
そういったことが国の方針としても求められるようになったんだなあと思いました。

介護現場で働く方も、こういった時代の波に大きく影響を受ける。
それは理解しておかないといけません。
よく現場で「人がいない!」との声がどの介護事業者でもきかれます。
それがロボットを導入することで問題解決。
とまでは、まだまだいきません。

しかし、日々へとへとになるまで働き、腰痛をかかえる。
そんな日々の業務をまったく違うものにできる可能性も秘めております。

これから働く環境がどんどん変わっていく!
効率的な仕事が出来るようになっていくか。
ますます大変になっていくか。

時代の流れ。しっかり理解して対応していきましょう!

この講演の感想はまだ続きますので、次回も読んでくださいね。

 

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