家に帰れない!

私たちは、仕事が終わったら家に帰ります。
家に帰ったらある程度は自分の自由に過ごせます。
いや、食事を作ったり育児をしたりでそんな時間ない!とおっしゃる方もいるでしょう。

しかし、それでも深く考えることなしに家に帰れます。

老健施設は在宅復帰を目指す施設

老健施設に入所されている方は家に帰るのを望んでいらっしゃる方が、リハビリをしながら目指しています。家に帰ることをあきらめた方もいらっしゃいます。
アパートを処分して帰る家がない方もいらっしゃいます。

年をとって、介護が必要になったら簡単に家に帰れない。

介護の現場で働いていて、「なんであの方は家に帰れないの?」という意見がでることがあります。歩くことができて、ちょっと見守りや声かけがあれば普通に家で過ごせる。
それでも家に帰れない。多くの場合、家族関係が原因です。
はっきり言えば、家に帰ってこられたら困る!
ということでしょう。介護の現場にいると、そういった家族関係がなかなかわからなかったりします。中には、面会時に「家に帰ることは無理なの!」と大きな声で説得されている場面に出くわしますが、それであれば理由がわかったりしますが・・・

「選べる部分脱毛」

家に帰れなくなるとは・・・

誰しも家に帰れなくなる、といったことは少しも思っていないでしょう。
しかし、いつかは誰しも直面する問題であります。
脳梗塞で片側が麻痺して歩けなくなった。
認知症を発症し、排泄がきちんと出来なくなった。
それだけで、家で暮らすにはかなりの支障が出てきます。

家族で誰か一人でも介護が必要になると、それまでの家族関係のバランスが崩れます。
「介護離職」といいますが、常に手がかかる。ほっとけない。
つまり、普段はおのおの自由に過ごしている。それが手助けが必要になるとそばで見ていなければならない。仕事で日中家を離れることができない。
じゃあ、平日はデイサービスに行ってて、と考えるがその費用がかさむ。
介護度によっては、限度額を超えて自己負担が出る。

せっかく苦労して建てたマイホーム。玄関の出入り口の数段の階段が障害になる。
子育てを一生懸命して育てたが、子は介護をしてくれない。

私は以前相談員をしていましたが、そういう場面に何度も出会っております。
最近ではバリアフリーといいますが、でも車いすを家の中で使用できるような作りはほぼできておりません。車いすでトイレに入れるような家はほとんどないでしょう。

今でも自分も家に帰れなくなるとは、考えることはありません。
その時はそうなってから考える。
今の日々を生きていき、先の心配は少しだけしておく。
そんな考えでいます。考えすぎたらやっていけない。

老健施設に勤めていますと、在宅復帰のお手伝いをできればと考えます。
家が難しい方でも、少しの期間であれば可能ではないか。
外泊くらいはできるのではないか。(少しくらいは外泊してほしい)
家族の方をそのような気持ちにさせるのが肝になってきます。

介護離職をする前に

在宅のサービスも予想以上に充実しています。
訪問介護・看護・リハビリ。
様々な福祉用具。
デイサービス、デイケア。
「介護離職」される方はある意味家族愛が素晴らしいとは思いますが、離職前に在宅サービスについて検討の余地はあるのではないかと思います。
介護は長期戦になりますので、あとが続かなくなります。

今日も家で家族の世話や家事が忙しかったり、ごろごろしてテレビを見たり。
人それぞれですが、先のことを思えば貴重な時間。
今日は「こうしたらよい!」というのではなく、思ったことをつらつらと書いてみました。

プレミアムブレスクレール