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介護保険は重度の人を重点的にみること!

⑧ 重度者対応機能の評価

中重度要介護者を積極的に受け入れ、在宅生活の継続に資するサービスを提供する
ため、看護職員又は介護職員を指定基準よりも常勤換算方法で1以上加配している事業所について、加算として評価する。

中重度者ケア体制加算(新設) ⇒ 20 単位/日

○ 前年度又は算定日が属する月の前3月間の指定通所リハビリテーション事業所の
利用者数の総数のうち、要介護3 以上の利用者の占める割合が100 分の30 以上
であること。

⑨ 重度療養管理加算の拡大

重度療養管理加算については、要件を見直し、加算の対象者を拡大する。

重度療養管理加算 ⇒ 算定要件の見直し

※ 算定要件等(変更点のみ)

○ 対象者を要介護3まで拡大する。

デイの平均介護度は2くらいで、2.5を超えるとかなり負担感が増すでしょう。

要介護度2と3ではだいぶ介助量が違ってきます。

要介護2 なんとか伝って歩ける

要介護3 歩けず車椅子使用

おおざっぱにいうとこんなイメージ。

やっているところ、あるのかな?
送迎時に家の中まで介助。小規模でないと難しい。
(以下デイサービス・デイケア共通)

しかも、利用時間に含めるだけとは・・・

(4)通所系サービス共通(通所介護、通所リハビリテーション、認知症対応型通所介護)

① 送迎時における居宅内介助等の評価

送迎時に実施した居宅内介助等(電気の消灯・点灯、着替え、ベッドへの移乗、

窓の施錠等)を通所介護、通所リハビリテーション又は認知症対応型通所介護の所

要時間に含めることとする。

※ 算定要件等

○ 居宅サービス計画と個別サービス計画に位置付けた上で実施するものとし、所要

時間に含めることができる時間は30 分以内とする。

○ 居宅内介助等を行う者は、介護福祉士、介護職員初任者研修修了者等とする。

お泊りデイがついにターゲットに!
これじゃやっていけない

② 延長加算の見直し

通所介護等の延長加算は、実態として通所介護事業所等の設備を利用して宿泊す

る場合は算定不可とするとともに、介護者の更なる負担軽減や、仕事と介護の両立

の観点から、更に延長加算の対象範囲を拡大する。

【例】通所介護における延長加算

12 時間以上13 時間未満(新規) ⇒ 200 単位/日

13 時間以上14 時間未満(新規) ⇒ 250 単位/日

お泊りデイは介護保険の延長加算で稼いでいたビジネスモデル。

それが取れずに宿泊を実施するのは採算がとれないでしょう。

(1泊 800円~1000円 実費)

 

サービス付き高齢者住宅(サ高住)のデイが狙われた!その他のデイも、とばっちり!

③ 送迎が実施されない場合の評価の見直し

送迎を実施していない場合(利用者が自ら通う場合、家族が送迎を行う場合等の

事業所が送迎を実施していない場合)は減算の対象とする。

送迎を行わない場合(新規) ⇒ △47 単位/片道

サ高住は建物の1階にデイがあったりし、エレベーターで送迎ができてしまう。

その他のデイは車を出して家まで迎えに行き、帰りもまた家まで送る。

手間が全然ちがいます。

たまに家族が迎えに来ます。その時は減算されてしまいます。

 

まとめ

平成30年の介護保険報酬改定は、デイサービスとデイケアの機能分化がよりはかられるでしょう。
平成27年の改定はそのための準備とも言われています。
準備が終わったら本格始動です。

デイケアを継続して長く利用する場合は、事業者にとって介護報酬減となります。
キーワードは「社会復帰」
んな無茶な、と思う人もいるでしょうが、病院のリハビリと同様に回復に重点を置く。
維持期リハはデイサービスの機能訓練でいいんじゃない、ということになるでしょう。

お泊まりデイやサ高住の減算など、厚労省の思惑とずれるサービスをしているところは、
容赦なくカットが行われます。
短期間の収益増モデルで安住せずに、次を常に見据えていくことが生き残りにつながってきます。