老健に入所中だと病院受診できないの?

年が明け、老健入所中の利用者様で病院を受診された方がいらっしゃいました。

注意が必要なのが、老健入所中だと普通に健康保険が使えないということです。

老健は医師が常勤として勤務しており、病院受診が制限されております。しかし、実際は医療設備もほとんどなく、利用者様が体調を崩されたときに、病院にかかる必要性がでてきます。

手元に置いておく必要があるのが、「他科受診の手引き」です。
その中に、内科、外科・・・など科別に他科受診の表があります。

その表の中には、健康保険が使える、使えない項目が書かれています。

大事なのは、病院の受付時にその表を渡し、それにのっとった会計をしてもらうことです。受診時に施設職員が同行する場合はいいですが、ご家族に受診を任せる場合は要注意です。また、病院の医事科の職員も老健の他科受診について知識がない方もいらっしゃいます。できれば、受診前にMSWや医事科に連絡して他科受診の対応をしてもらうように段取りをしておくことが望ましいでしょう。

健康保険が使える、使えないは〇×で書かれていますが、おおざっぱに言うと次の通りです。

初診料・再診料 〇(健康保険使える)

画像診断 〇 (レントゲンやCT,MRIなど)

それ以外は健康保険が使えないと思っておいたほうが良いでしょう。
(あくまで表を参照してください)

健康保険が使えないということは、10割請求(自由診療なのでそれ以上上乗せする病院もある)で老健施設が負担することになる。
利用者様は健康保険が使える部分は負担していただく。(1~3割負担)

診察後、薬をもらうのですが・・・

また、注意が必要なのが薬です。

薬は受診後に薬局に行って処方してもらいます。

しかし、薬も健康保険が使えないので10割負担です。よって、薬の種類のみ処方を確認し、施設で薬を出しております。(通常の場合、薬は老健施設が購入し、利用者様にだしているが、保険点数で負担するのは高く、仕入れ値より差があるので、受診時の薬は通常もらわないようにしていただく)

 

ショートステイ(短期入所療養介護)も!

落とし穴は、ショートステイにも適用されることです。

老健のショートは、特養や有料のショートが短期入所生活介護と呼ばれるのに対し、短期入所療養介護という名になっています。医療系サービスと分類されて、他科受診についても制限があります。(老健入所と同様)

老健入所と同様の扱いとなりますので、ショート利用前に病院受診などの確認が必要でしょう。

また、病院によって支払い方法が違うので事前に確認しましょう。窓口ですべて支払う場合、保険分のみ窓口で支払い、後で施設に請求がくる場合。
利用者様ご家族にも、保険分の支払いがあることは説明しておきましょう。

(追記)送迎は?

他科受診時の送迎は、基本的には施設対応になります。
特に、転倒などアクシデント時には施設対応したほうが後々何かあったときに展開が違ってくるでしょう。
基本的にと書きましたが、ご家族にご理解をいただき、家族送迎や介護タクシー送迎をしてもらっても良いでしょう。
送迎代をもらうことは老健ではできません。保険外で送迎代を徴収すると、タクシー会社と同様な届け出認可が必要となります。白タクと同様のリスクがあるでしょう。

いずれにしても、他科受診は施設にとって負担が大きい!

老健利用中は病院受診に手続きが必要

 

 


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